皆さん、整っていますか?
サウナがポピュラーな趣味の1つとなって久しいですね。
そんなサウナに対してマッチョな世界の嗜みで少し敷居の高さを感じてしまうのは僕だけでしょうか。
かく言う僕も月に数回サウナに通うくらいには嗜んでおりました。
しかし昨今、サウナの人気は増していてどこの銭湯に行っても混んでおり、自分のペースで楽しみ辛くなってきている感じがします。
整いよりも気遣いに行っているようで最近は通えていません。
うーん、でもあの整う感覚は何にも代えがたいんだよな…
いや、まて...「瞑想がある“よ!!!」
僕は瞑想はサウナと同等、いやそれ以上のポテンシャルを秘めていると感じています。
少しスピ的なイメージもあり、意識高い感じもあり手が出しにくい方もいますよね。
しかし、この瞑想という行為ははいつでもどこでも「整う」ことができ
しかも深めていくことで「常に整っている自分」を目指すことができる最高の習慣なのです!
今回の記事では
・サウナが苦手だけど整ってみたい
・サウナに行くのがだんだん億劫になってきた
・健康的で安定したメンタルを手に入れたい
そんな方におすすめの記事になっています。
瞑想を極めしその先
整うとき体では何が起こっているか
先ほどから「整う、整う」と当たり前のように連呼していますが。そもそも整うというのはどういうことなのでしょうか。
【サウナで整うメカニズム】
- 熱で交感神経が優位に。心拍数が上がりアドレナリンなどが出て「戦闘モード」になる。
- 水風呂で急に冷やすと血管が一気に収縮して強い刺激を受ける。
- 休憩で副交感神経が優位に。リラックス神経が働き、血流が回復。
- セロトニン、エンドルフィン、ドーパミンなどが分泌される。
- 脳が“整った”と感じる

瞑想とサウナの似ているところ
「温度も湿度も水風呂もないのにどう整うの?」
「そりゃ目をつぶって座ってりゃ、リラックスできるのは当然だ」
そう思いますよね。
実は深い瞑想状態に入ったとき、人の脳内ではサウナで整う状態と非常に近い現象が起きているのです。
① アルファ波の増加
サウナ後、瞑想ともにリラックス時に出やすいアルファ波が優位になります。
これが「頭が静かでスッキリした感覚」の正体。
② DMN(デフォルトモードネットワーク:通称【雑念マシーン】)の抑制
頭の中で雑念・過去や未来を考えてしまう脳回路。
瞑想では意識的に、サウナでは生理的な変化によって、この回路の活動が弱まり「今ここ」に集中しやすくなる。
③ セロトニンやエンドルフィンの分泌
- セロトニン:「落ち着き」「安心感」「心のバランス」を保つのに必須。瞬間的な高揚(瞑想:セロトニン優位)
- エンドルフィン:痛みを和らげ、強い多幸感や恍惚感をもたらす。持続的な安定(サウナ:エンドルフィン優位)

※セロトニンの役割に関しては腸活の記事で詳しくまとめました。
良ければこちらもどうぞ↓

サウナと瞑想どう違う? 疲労回復の仕方
1. 身体的疲労(肉体的なだるさ・筋肉疲労など)
サウナの方が即効性が高い
2. 精神的疲労(頭の使いすぎ・ストレス・不安など)
瞑想の方が持続性が高い
実践 瞑想のやり方!
ありきたりな言い方をすると「呼吸に意識する」ですがあえて我流な言い方をすると
「ただ自分をこの瞬間、この場所にいさせること」だと思います。
そしたら突っ立ってぼーっとしていればいいのかというとそうではありません。
雑念なしに、ありのまま、純粋にその場に存在する
これは難しいったらないのです。
それを踏まえたうえでまずは瞑想の型から。
【姿勢】
これといって縛りはないですが、自分の重心を感じながらするとより深く瞑想ができると思います。
体が柔らかい方は座禅を組むのが一番いいと思いますが胡坐(あぐら)でもOKです!
肩を上下させず固定して、おへその下の空間に緩やかに力を入れる形で呼吸をします。
いわゆる腹式呼吸です。
これをはじめは3分程度から始めてみてください。
徐々に時間を伸ばしていくとより効果を感じれれます!
【瞑想中のマインド 雑念との付き合い方】
瞑想中に呼吸に注目していると雑念が湧きます。
これを耐えるのが初めのうちは大きな壁なんですよね。
でもここさえ越えてしまえばいつでも深い瞑想に入りやすくなります!
雑念が湧いたらどうしたらいいか
それは「あ、湧いた」と一言添えてやる。それだけでいいのです。付き合う必要はありません。
雑念が湧いたら
- 雑念はなぞるだけ
- 決して入り込まない
- 呼吸を感じる
の繰り返しです。
そうしているうちに穴を掘っていくように、玉ねぎの皮をむいていくように、瞑想は深くなっていきます。
そしてある日、「整う」に到達できるでしょう。
最初はつらいと思いますが回数を重ねるごとに整いやすくなっていくので、変化を楽しんでみてください。

【継続のコツ】
継続のコツは「心地よさ」に注目することです。
瞑想を続けていくと自分が呼吸しやすいお腹の力の入れ具合、意識する部位、呼吸の吸量、吐く量などそれぞれの心地よさがはっきりしてきます。
背筋をピンと張っておなかに一生懸命力を入れることだけが正解じゃないことがわかるはずです。
瞑想は「雑念との闘い」ではなく「心地よさの探求」だと頭の片隅に入れていただけると楽しみながら続けられると思います!
まとめ
サウナと瞑想を比較してみて簡単にまとめると以下のようになります
- サウナ
- 体温変化で交感神経→副交感神経の切り替えが急に起こる
- 脳波的にはリラックスと疲労回復が同時に起こる状態
- 生理的プロセスが主
- 強制的に「今ここ」へ引き戻される状態
- 瞑想
- ゆるやかに副交感神経が優位になる
- アルファ波だけでなく、深い瞑想ではシータ波(半睡眠状態の脳波)やガンマ波(強い集中時)が観察される
- 心理的プロセスが主
- 自分で「今ここ」を育てて深める状態
それぞれに良さがって面白いですね。
きっと僕のブログを読んでくださる方の中にもサウナが苦手な方がいらっしゃると思います。
そんな方でも瞑想を習慣化して整う心を育むきっかけになれたらうれしいです!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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