4毒って何?~その不調、食事からきてるかも~

食とメンタル

What’s 4毒

最近よく「4毒」という言葉を目にしませんか?

なんだか物騒な言葉だなと思いますよね。

実はすんごく身近なんものなのです。

それは…

  • 小麦
  • 砂糖
  • 乳製品
  • 植物性の油

それが…毒だと…?

日常的に食卓に並んだり、おやつに食べてるものに含まれてんじゃんか!

そうなのです。

実際、西洋化の進んだ日本の食生活ではこれらを含んでいない食べ物を見つけるほうが難しいと思います。

しかしこの4毒、日本人の体には合わない場合が多く、メンタルの不調や慢性疲労などにつながっている場合があるのです。

実際、学生時代、朝はジャムとバターを塗ったパンを食べることも多く、身長を伸ばすために牛乳をごくごく飲み(結果身長169cm...)、帰宅したら甘いお菓子を食べる。そんな学生でした。

そのためかメンタルが崩れやすい神経症傾向でもありました。特に高校時代はすぐ疲れ、風邪をひきやすく、うつ症状がひどかったです。

今回はこの4毒が体にどのように作用しているのか解説していこうと思います!

実際、何がどう悪いのよ?

小麦(グルテン)

日本人は米、その他雑穀を主食として生きてきました。

そのため、私たちはまだまだ小麦初心者です。

小麦を取ることで以下のことが…

①消化負担:グルテンは分解されにくく、腸に残りやすい。腸粘膜を刺激して炎症やリーキーガット(腸漏れ)を悪化させる可能性がある。

(リーキーガット:腸にごくわずかな穴(ナノ単位)が開くことで未消化の成分が血中に流れ体に炎症を起こします。)

腸活に関してもまとめてありますので良ければこちらもどうぞ!↓(画像クリックで閲覧可能)

②依存性「グリアドルフィン」という成分が脳に作用し、パンや麺をやめにくくする。

•小麦に含まれるグルテンが消化されると「グリアドルフィン」という物質に変わります。

モルヒネのように「ほっとする」「やめられない」という感覚を与えます

•つまりパンや麺は、ストレスで疲れた心を一時的に“麻酔”してくれる食べ物なのです

③血糖値の乱高下:白い小麦粉製品はGI値が高く、急な血糖値上昇 → インスリン過剰分泌 → 低血糖 →慢性疲労につながる

そして血糖値を上げるためにコルチゾールというホルモンを消費します。

コルチゾールはストレスに対抗するために必要なホルモンでもあるため、枯渇してしまうとストレスに弱くなってしまいます。

そしてまたストレスがたまると小麦が食べたくなる。

それに加え、昨今のパンはもっちりむっちりな触感のものが多いです

これはグルテンを多く含んでいたり、発酵時間が短いなど、より腸に負担をかけてしまうようになっています

現代の日本人のパンへの趣向がさらにこの負の側面を助長している結果を招いてしまっています。

砂糖

コーヒーやお茶のお供、3時のおやつなど、砂糖は私たちの心安らぐ時間の相棒です。

しかし、砂糖には見過ごせないメンタルや体への不調の原因が潜んでいます。

①血糖値スパイク:集中したいときに甘いものを食べるといいとよく聞きますが...

  • 甘いものは消化が早く、血糖値を急上昇させます。
  • これにより脳へすぐにエネルギーが届き、一時的な元気や安心感を感じられる。
  • しかしその後インスリンが過剰に分泌されて血糖値が急降下 → 逆にイライラや疲労感が増す → また食べたくなる…という悪循環になります。

②依存性:脳内報酬系を刺激し、快楽物質(ドーパミン)を過剰に分泌

もっと食べたくなりますが、食べた分だけデメリットが積み重なってしまう。

③糖化(AGEs):余分な糖がタンパク質や脂質と結合して「終末糖化産物(AGEs)」を作り、老化・シミ・しわ・血管障害の原因に。

腸内環境悪化:腸内の悪玉菌やカンジダの餌となり、腸内フローラのバランスが崩れる。

腸は幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を作る器官でもあります。

環境が崩れればセロトニンの生成量が減りメンタルの調子も悪くなります。

幸せって意外と物質的なんですね。

乳製品

小麦と同様、乳製品は日本人のおなかには厳しい存在です。

①乳糖不耐症日本人の多くは乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が少なくガス・下痢・腹痛を起こしやすい。

②カゼインの炎症作用:消化されにくいタンパク質「カゼイン」が腸に負担をかけ、炎症やアレルギー反応を助長することがある。

(私も牛乳を毎日飲んでいた学生時代は慢性的な鼻炎に悩まされていました。)

チーズ好きの方に朗報です!長期熟成させたチーズやバターはこういった問題は回避できるともいわれています

植物性油(特に精製されたもの:サラダ油、大豆油、コーン油など)

①オメガ6過多体内の炎症を促進。アトピー・アレルギー・動脈硬化に関わるとされる

②酸化の問題:高温調理で酸化しやすく、過酸化脂質を生じて細胞を傷つけ、老化や生活習慣病のリスクを高める。

③トランス脂肪酸:部分水素添加された油や揚げ物に含まれ、心血管系疾患や代謝異常の原因になりうる。

のエネルギー産生効率が落ち、慢性疲労、基礎代謝の低下、肥満のしやすさに直結します

炎症を抑える油ランキング

順位油の種類主成分オメガ6の少なさ特徴・おすすめポイント
1位エクストラバージンオリーブオイルオレイン酸(オメガ9)低めサラダや加熱料理に◎、抗炎症成分(ポリフェノール)も含む
2位ココナッツオイル中鎖脂肪酸ほぼゼロ加熱に強く炒め物や焼き菓子向き、消化吸収が速い
3位アボカドオイルオレイン酸(オメガ9)低めサラダ、ドレッシングに最適、加熱もOK、ビタミンE豊富
4位マカダミアナッツオイルオレイン酸(オメガ9)非常に低い焼き菓子やサラダに、コクが出る、酸化しにくい
5位MCTオイル中鎖脂肪酸ゼロに近い加熱不可、スムージーやコーヒーに混ぜて摂取可能
6位ギー(精製バター)飽和脂肪酸少ない加熱OK、炒め物や焼き物に◎、乳糖不耐症でも摂取可能

「オメガ6の少なさ」だけでなく、オメガ3とのバランスが重要。

オメガ6だけを減らしても、オメガ3が不足していると 炎症抑制が十分に働かないため

まとめ

  • 小麦 → 消化不良・依存・血糖乱高下
  • 砂糖 → 血糖スパイク・老化促進・腸内悪化・依存性
  • 乳製品 → 消化不耐・炎症・ホルモン影響
  • 植物油 → 炎症促進・酸化ストレス・心血管リスク

私たちが日常的に食べているこの4つのもの

小麦・砂糖・乳製品・植物油――私たちの食卓に当たり前のようにある「4毒」は、気づかぬうちに体の不調や代謝異常を招いています。

まずは毎日の食生活から少しずつ見直し、体が本来持つ力を取り戻していきましょう。

私も軽い4毒抜きを意識して生活していますが今日からさらに意識的に取り組んでいこうと思います。 このブログで経過を報告していきますので、お楽しみに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました